現在の日本では65歳以上の高齢者(以下「高齢者」といいます。) 人口は3461万人(平成28年9月15日現在推計)で、総人口に占める割合は27.3%になります。今後も高齢者は増えるといわれる中、高齢者の健康に対する意識も年々上がってきています。
そんな高齢者の方がこれからトレーニングを始めるうえで悩むことは、まずはどこでトレーニングを実施すればいいのかではないでしょうか?
・自宅でトレーニング?
・スポーツクラブでトレーニング?
・パーソナルトレーニングジムでトレーニング?
そんな場所について悩まれる方にそれぞれの場所でおこなうメリットとデメリットをご紹介します。またトレーナー経験のある私がオススメする通い方のも合わしてご紹介いします。
目次
自宅でトレーニングを行うメリットとデメリット
自宅でトレーニングを行うメリット1:費用がかからない
自宅でトレーニングを行う場合はまず費用がかかりません!
毎月定額制でもないですし、ジムに入会すると入会金や月額使用料が引き落とされますが、自宅ではその心配はありません。
仮にスポーツクラブに入会していると月に1万円程の月額費用がかかるとして、週に1回しかジムに行かないとすると1回あたり2500円とコストパフォーマンスは悪くなります。
最初はあまり行ける自信がない方や、費用が難しい方は自宅のこういったメリットがあります
自宅でトレーニングを行うメリット2:いつでもトレーニングができる
ジムには営業時間が存在しますが、家には存在しません。家なら隙間スペースを用いていつでもやろうと思えばできます。
自宅でトレーニングを行うメリット3:人の目を気にしなくてよい
これはけっこう多いのですが人に気を使う方は自宅でのトレーニングをお勧めします。
特にトレーニングをしたことがない人で、ジムにいくとジムにいる人たちがみんなガッツリやっていて自分だけ恥ずかしい思いをするんじゃないか?と考える人も多いようです。
また、マシンの譲り合いや、使い方がわからなくてジムに行ったはいいけど、何から始めたらいいかわからない。トレーナーさんは親切なのかもわからないなど特に内向的な方は思うようです。でも自宅だったそんな心配無用です。
自宅でトレーニングを行うメリット4:シャワーが混まない
自宅でトレーニングする場合は自宅のお風呂に入ることができるので汗かいたらスムーズにシャワーを浴びることができますよね。
ジムだと混んでいることもあり、なかなかゆっくり入れないし、また自宅まで距離がある人は化粧もしなきゃいけないとかこの辺も自宅ならではのメリット!
自宅でトレーニングを行うデメリット1:できるトレーニングが限られる
自宅でトレーニングを行う場合、できることはジムに比べてどうしても限られてしまいます。
自宅には重要の重いダンベルやバーベル、マシンを置くことはできないので自宅でおこなえるトレーニングは自分の体重を使った自重トレーニングとスペースをとらない軽めのダンベルやバンドなどを使ったエクササイズです。
バリエーションが少ないということは、筋肉に与える負荷にも限りがあります。それでも自宅でうまく工夫すればある程度負荷をかけることができますが、ジムに比べるとその辺が難しいですね。
自宅でトレーニングを行うデメリット2:なまける可能性がる
自宅でトレーニングをするとついついなまけませんか?
なんでなまけるのか?これはトレーニング以外の誘惑が多いからです。
ジムに行ってしまえば、身体を動かすことしかやることはありませんが、家にいるとテレビ、お菓子、家族がいて自分のタイミングだけでは生活が成り立たないとなると、よほどの精神力が必要とされるわけですね。
意思の問題とかではなく環境の問題。なまけてしまいそうな方は時間や曜日を決めてトレーニングをおこなうほうがいかもしれません。
筋肉も一回で強くなればいいですが、そういうものではないので継続することが必要です!誘惑に弱い方は環境を整えるためにジムに入会することも考えましょう。
スポーツクラブでトレーニングをするメリットとデメリット
スポーツクラブでトレーニングをおこなうメリット1:バリエーション豊かなトレーニングができる
ジムに行くと様々なマシンが置いてありますよね!みるからに身体を鍛えてくれそうなマシンが並んでいます!
マシンの数に比例してトレーニングのバリエーションも沢山あるので、筋肉への負荷を変えたり、気分をかえたりと楽しくトレーニングができます。
ジムの規模にもよりますが、民間企業が運営しているようなジムであれば申し分ないマシンが置いてあります。目的別に鍛えることができるのでオススメです!
またマシンの一番の特徴は安全性が高いことです。
無理なく行えば適切に筋肉に負荷をかけることができ、重りも調整しやすくコントロールしやすいため、やり方さえ覚えれば安心してトレーニングをおこなうことができます。
スポーツクラブでトレーニングをするメリット2:モチベーション向上
ジムに行くと自分と同じような目的の人やまわり頑張ってトレーニングをしている人達がいることで、自分自身のモチベーションUPにも繋がりますね。
高齢者の方でも今や多くの方がスポーツジムに通う時代。同じ悩みを共有しながら、同じゴールに向かって意思疎通をかわしともに歩んでいく同士のような存在になれるかもしれませんね!
スポーツクラブでトレーニングをするメリット3:トレーナーに相談できる
自分一人ではどうしても壁にぶち当たることがあります!でもジムにはトレーナーさんがいるからいつでも相談して方向性を修正できたり、目標に向かってのアドバイスをもらうことができます!またマシンの使い方などもトレーナーさんが教えてくれるため安心して通うことができます。
スポーツクラブのデメリット1:お金ががかかる
最近は月額費用が安いジムも沢山でてきましたが、中には高いところもあるようですね!
相場はだいたいどこのスポーツクラブも7000円~1万円くらいだと思います。
自宅であれば無料ですからね!でも自宅にはない価値をどこまで感じられるかが分かれ目ですね!
スポーツクラブのデメリット2:混んでいていマシンが使えないときがある
これはどこのジムにも問題としてありますが、どうしても仕事終わりの時間になるとマシンが混みあって使えないこともあります。
とくに混んでいる時間帯は
平日の18時〜21時
土日などは特にどのスポーツクラブでも混んでいます。
せっかく今日は気合い入れてやろうと思ったのに空いてないんじゃん!ってことありますよね。自宅にはないこういうデメリットもあるわけですね!
パーソナルトレーニングのメリットとデメリット
中にはパーソナルトレーニングというものを初めて聞いたり、詳しく知らない方もいると思います。そのような方はこちらの記事にまとめてあるので参考にしてみてください。
パーソナルトレーニングについて↓
パーソナルトレーニングのメリット1:正しいトレーニングの仕方がわかる
パーソナルトレーニングでは体のことに関して専門知識を有したトレーナーがトレーニングの指導をしてくれます。そのため我流でおこなってしまうと、怪我に繋がる可能性がありますが、パーソナルトレーニングでは正しいフォームでトレーナーが客観的にチェックしながらトレーニングしながらおこなうため、効率的に鍛えることができ、怪我の心配も必要なく集中してトレーニングをおこなうことができます。
パーソナルトレーニングのメリット2:正しい食事の仕方がわかる
パーソナルトレーニングジムの多くは食事指導も並行しておこなってくれます。そのため内臓脂肪を落とすための食事の仕方、筋肉が落ちないようするための栄養素のとりかたなども身に付けることもできます。
パーソナルトレーニングのメリット3:個人にあわしてプログラムを組んでもらえる
パーソナルトレーニングでは個人の運動歴、既往歴、目標、目的などに合わしてプログラムを組んでくれます。そのためダイエットが目的ではなかったり、重りを持ったトレーニングなどが不安な方でも対応したトレーニングプログラムを組んでくれます。
初回や体験レッスンではカウンセリングの時間が長く設けられているためトレーナーさんと相談して通い方を決めるといいでしょう。
パーソナルトレーニングのデメリット:費用が高い
パーソナルトレーニングは1回あたり安い所で7,000円、高い所で20,000円ほどかかります。そのため通えば通うほどお金がかかってしまいます。
そのため例えば最初の2ヶ月は習ったことを忘れないためにも、パーソナルトレーニングは週一の頻度で3ヶ月ほど通ってその後月2回などに頻度落とすなどして通うといいでしょう。
中には都度払いや返金対応が可能なジムもあるため、不安な方はそういったサービスが付いているパーソナルトレーニングジムを選ぶといいでしょう。
高齢者におすすめするトレーニングのはじめかた
それぞれのメリットとデメリットがありましがどうでしたでしょうか?
わたしのオススメするトレーニングのはじめ方は
1.パーソナルトレーニングに通う
2.スポーツクラブで習ったことを踏まえてトレーニング
3.自宅でのトレーニング
の順番をおすすめします。
どうしてこの順番なのか詳しく解説すると
まずパーソナルトレーニングジムに通い正しいフォームでのトレーニングを習得してほしいと思います。
1.パーソナルトレーニング
トレーニングを始める方で多くの方が挫折してしまう原因の一つとして怪我や成果を感じられないことです。
怪我や成が出ない多くの原因は間違ったフォームで行ってしまうことです。
間違ったフォームは筋肉ではなく関節に負担をかけてしまっている可能性が高いです。そのためいくらやっても筋肉ではなく骨や靭帯に負荷がかかってしまっているため、成果も出ず、怪我にもつながります。
理想的なのはパーソナルトレーニングで3ヶ月ほど通ってからその後頻度を落として、スポーツクラブに入会しつつ、月一回でもいいのでパーソナルトレーニングジムにいくといいでしょう。
そうすることでわからないことあれば担当のトレーナーさんに聞くことができるため、修正しながらトレーニングを続けることができます。
2.スポーツクラブでトレーニング
パーソナルトレーニングジムでのプログラム終了後はスポーツクラブトレーニングを続けておこなうといいでしょう。
理由は自宅より負荷をかけておこなうことができ、またマシンでのトレーニングは自重でトレーニングを行うより安全性が高いため、パーソナルトレーニングで変化した体や身につけた筋肉を維持することができます。
スポーツクラブの多くはトレーナーがいるため、使い方がわからなければ教えてもらうといいでしょう。
3.自宅トレーニング
そして正しくトレーニングを行えるようになったら、自宅でトレーニングするようにするといいでしょう。自宅でのトレーニングは基本的に自重でおこなうことがメインとなるため、フォームがとても大事となってきます。また誘惑も多いため、運動習慣を身につけてから自宅でトレーニングすることをオススメします。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はあくまで比較でしたがどちらにもメリット、デメリットは存在します。
しかし高齢者の方の中には体力に差があることが多いですよね。
でも向かうべきゴールは同じ!快適なライフスタイルを手に入れて生涯現役でい続けることです。
そのためには健康がすべてです!
ですがトレーニングの目的は身体を丈夫にしたい、体力や筋力をつけるために行うということを忘れないでください。
もし周りにスポーツジムや市のジムなどがなければ必然的に自宅で行うことにはなりますが、経済面や環境的にジムに行く時間を確保できるのであればパーソナルトレーニングやスポーツクラブをおすすめします!

サンタ

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